私たちがイラッとしたり、
心がざわついたりする時、
その裏には“ベキ(〜すべき)”が隠れていることがある。
「こうあるべき」
「普通はこうするべき」
「相手ならこうしてくれるべき」
アンガーマネジメントの学びの中でも、
怒りの原因のひとつとして必ず出てくるのが、この“ベキ”。
でもね、ベキって悪者じゃない。
むしろ、自分を守るための大切なルールでもある。
ただ——
そのベキが強すぎると、
自分も相手も苦しくなる。
「〜べき」「〜すべき」が浮かんだら、それは“自分に厳しくなっているサイン”
私たちは気づかないうちに、
自分にたくさんの“べき”を背負わせてしまう。
「ちゃんとするべき」
「我慢するべき」
「大人ならこうすべき」
こういう言葉が頭に浮かんだ瞬間、
実は 自分に厳しくなりすぎているサイン なんだよね。
でも、ここで大事なのは——
ベキが全部悪いわけじゃないということ。
世の中には、
したくなくても“しなくてはいけないこと”もある。
だからこそ、
完璧じゃなくていいし、
無理せず、自分らしくラクに生きるための選択をしていい。
実は私、20代の頃に
「こだわらないことにこだわってる!!」
という、よく分からない矛盾を抱えていた時期があった(笑)
今思えば、
あれも“べき”に縛られていたんだと思う。
でも、その経験があったからこそ、
今の私がある。
自分のベキを知ることから始まる
どんな時にイラッとするのか。
その裏にどんな“ベキ”があるのか。
- 連絡はすぐ返すべき
- 約束は守るべき
- 気遣いはできるべき
- こういう時はこうするべき
こういう“自分の中の当たり前”に気づくと、
心の中で何が起きているのかが見えてくる。
自分のベキを知ることは、
自分の価値観を知ることでもある。
大切な人とのベキを擦り合わせる
人はそれぞれ違う環境で育ってきたから、
“ベキ”が違うのは当たり前。
でもね、
その違いに気づかずにいると、
気づかないうちに心の距離が広がってしまうことがある。
大好きな時期は、
きっとお互い笑顔で手を取り合って、
自然にハグをしたり、目を合わせたりする。
でも、
相手を大切に思う気持ちが少しずつ減ってくると、
目を合わせる回数が減り、
手を繋ぐことも、ハグをすることもなくなっていく。
体は向き合っていても、
心が向いていないと、
相手が目の前にいても“今どんな状態なのか”に気づけなくなる。
私はこれを、
痛いほど経験してきた。
だからこそ思う。
ベキの擦り合わせは、ただの価値観調整じゃない。
“心が離れないための、大切な対話”なんだ。
お互いがちゃんと向き合って、
「私はこう思ってるよ」
「あなたはどう感じてる?」
と話し合う姿勢があるだけで、
関係は驚くほど変わる。
私は二度の離婚を経験したからこそ、
ここがどれだけ大切か身に染みている。
あの時、もっと早く、
もっと素直に、
もっと丁寧に“ベキ”を擦り合わせていたら——
そう思う瞬間もある。
でも今は、
その経験が私の土台になっている。
だからこそ、
今の私は言える。
大切な人と心が離れないためには、
ベキの擦り合わせを避けないこと。
そして、そこに向き合う姿勢こそが愛だと思う。
ベキを手放すと、心が軽くなる
すべてのベキを捨てる必要はない。
むしろ、必要なベキは残していい。
でも、
“今の自分を苦しめているベキ”だけは
そっと手放してもいい。
それだけで、
心がふっと軽くなる。
今日の灯
ベキを知ることは、
自分を知ること。
ベキを擦り合わせることは、
大切な人を大切にすること。
そして、
ベキを手放すことは、
心を軽くすること。
迷っても大丈夫。
今日も自分の心が楽になる方へ、そっと歩いていこう。
あなたの心に今日もそっと灯がともりますように🍃
