🌕 優しさの循環

紗月灯のひとりごと

娘がデイケアで働くようになってから、よくこんな話をしてくれる。
そこに通われているお年寄りの方々から、
「あなたのひいおじいちゃんやひいおばあちゃんにお世話になったんだよ」
と声をかけられることがあるらしい。

私からすると祖父と祖母。
二人とも教職についていたから、きっと多くの人に関わり、
その中で誰かの心に残るやさしさを届けていたんだと思う。

そして今、そのお年寄りの方々は、
娘のことをまるで孫のようにやさしく接してくれる。
娘はそのことを本当に嬉しそうに話してくれる。

その姿を見ていると、
「やさしさって、こうやって世代を越えて循環していくんだな」
としみじみ感じる。

🌿 友達のやさしさに救われた日

友達との会話の中で、ついグチっぽくなってしまう時がある。
そんな時、友達は「うんうん、そうだよね」「大変だったね」と
まずは私の気持ちをそのまま受け止めてくれる。

でも時には、
「それはダメじゃん!」
「そこはちゃんと向き合わないと!」
と、本気で叱ってくれることもある。

その瞬間は、いろんな思いが頭の中をぐるぐるする。
悔しさ、恥ずかしさ、情けなさ、ありがたさ……。
でも最終的に気づくのは、
その言葉の奥には“やさしさ”しかなかったということ。

そのやさしさに、何度も心を救われてきた。

🌙 子どものやさしさに気づいた瞬間

子どものやさしさにも何度も支えられている。
買い物に行ったとき、何も言わなくてもそっと荷物を持ってくれたり、
ソファでうたたねしていると
「大丈夫?」と声をかけながらブランケットをかけてくれたり。

まだまだ子どもだと思っていたのに、
こんなふうに自然に人を気遣えるようになっていて、
その成長が嬉しくて胸がじんわり温かくなる。

「ちゃんと見てくれてるんだな」
「こんなにやさしく育ってくれたんだな」
そう思った瞬間、
やさしさって本当に循環していくんだと感じた。

🌟 やさしさが背中を押してくれた一歩

自分がもうダメだと思った時、
寄り添ってくれた友達や大切な仲間、
そして子どものやさしさに何度も支えられてきた。

その人たちの存在があったからこそ、
「私もまた頑張ろう」
「この人たちのためにも、できることをやっていこう」
そう思って、一歩を踏み出すことができた。

たった数ミリの前進かもしれない。
でも私にとっては、とても大きな一歩だった。
その一歩は、確かに“やさしさ”が背中を押してくれたものだった。

✨悩んでるあなたへ

もし今、悩んでいたり苦しい気持ちを抱えているなら、
少しだけ勇気を出して誰かに話してみてほしい。
あなたが話してくれるのを、
ずっと待っている人がいるかもしれない。

その人のやさしさが、
あなたにとって何かのキッカケになることだってある。

話すのが苦手な人は、
ノートに自分の気持ちを書いてみるのもおすすめ。
言葉にすることで、心が少しずつ整っていくから。

本当は私もそれが理想なんだけど、
まだ上手くできなくて、つい周りに頼ってばかり。
でもね、今はそれでいいと思ってる。
頼ることも、やさしさの循環のひとつだから。

🌕今日の灯 

~やさしさは返すものじゃなく、巡るもの~

やさしさを受け取ったとき、
どう返していいのか分からなくても大丈夫。
無理に返そうとしなくていい。

今のあなたができる範囲で、
そっと周りにやさしさを分けてあげてほしい。
その小さなやさしさは、
いつか思いもよらない形で、
世代を越えて還ってくることだってあるから。

やさしさは返すものじゃなくて、
自然と巡っていくもの。
あなたが受け取った灯は、
また誰かの心を照らしていく。

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